感想『聖女の魔力は万能です』1巻 原作:橘由華 漫画:藤小豆

ファンタジー

※ネタバレあります。ご注意ください。

あらすじ

社畜な女性、小鳥遊聖が夜遅くまで仕事をして帰宅する。

突然足元に不思議な陣が現れ、気が付くと知らない国に来ていた。

歓喜の声を上げている人達に囲まれ、近くには1人の女の子がいる。

状況が飲み込めないまま呆気に取られていると、赤髪の男性が入ってくた。

彼は聖に見向きもせず、もう1人の女の子の前に跪いて「あなたは聖女か」と彼女を連れて部屋を出ていってしまう。

置いてきぼりにされた聖は、近くにいた男性の胸ぐらを掴み話を聞いた。

連れてこられた国”スランタニア王国”の状況を聞いた聖。

聖は一通り話を聞いた後、満面の笑みで元の世界に帰る方法を尋ねる。

はっきりと答えない男性の胸ぐらを離し、出ていこうとするが止められ聖は怒りをあらわにした。

なだめられた聖は違う部屋に案内され、高官から詳しく話を聞くことになる。

国の外には魔物がいるため、出ていくには危険が伴う。

かといって元居た世界に戻る方法が分からない。

そこで高官からの提案で、国に慣れる間は王宮で過ごすことになった。

2週間たち、あまりにもやることがない聖は退屈していた。

散歩に出かけようと外に出ると、見たことのある薬草が目に留まる。

ラベンダーを眺めていると青年に話しかけられ、詳しく薬草について説明を聞くことに。

薬草がポーションとして使用しているという言葉に聖は驚く。

毎日の様に青年ジュードに案内をしてもらい、薬草の研究所にも連れて行ってもらった。

王宮から研究所まで毎日通っていた聖。

通うのが面倒になった聖は、いっそのこと研究所に住みたいとこぼす。

研究所の所長、ヴァルデックから研究員になりたくなったのかと冗談交じりに笑いかける。

聖はそれはいい案だとすぐさま高官に相談し、晴れて研究所の研究員として働くことになった。

  

感想

異世界転生もの。

色んな設定の転生ものがありますが、これはごくごく平凡な女性が見た目そのまま転生します。

ゲームの世界というものでもなく、本当に知らない世界に転生する。

聖がチートなのは魔法関係の能力。

聖女として召喚された以上、なんの特徴もないわけにはいかないです。

他の人よりもポーションの性能が良かったり、料理スキルもありそれの効果も他の人よりも高い。

ごくごく平凡なとは言いますが、聖は薬草が趣味で料理も上手。

薬草を使った鶏肉の香草焼き。

これを作る女性が平凡なのか。

他にも化粧水を自作していたり、女性としてレベル高いです。

私がこの国に転生しても研究員になろうだなんて思わないな、と考えてしまいました。

嫌な役は皇太子ぐらいで、皆とても優しい人たち。

そんな人たちに囲まれて、聖は元居た世界に思いを馳せることはなく毎日楽しく過ごします。

聖はこつこつレベル上げに勤しみ、さらにレベル上げをするために調べ物をしたり。

聖は社畜だっただけあって、休みの日も仕事をしています。

ホークがデートに誘わなかったらずっと仕事をしていたかもしれないですね。

ホークに上級ポーションを飲ませ、大怪我を治す。

ホークが聖に惚れるまで全く時間がかかりませんでした。

ホークが特にイケメンに描かれている気がするのは私だけでしょうか。

聖が一番イケメンだと言っているので、一番キラキラと描かれているのかもしれないですね。

この二人は進展がありそうです。

絵が綺麗で何度も読んでしまいます。

  

アニメ化もするので、続きも楽しみです。

 

 

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