※ネタバレあります。ご注意ください。
あらすじ
八海と二人きりで濃い一日を過ごした翌日。
遠い存在の彼と二人きりで過ごしただなんて、あれは本当にあったことなのかと自分で疑わずにはいられないミワ。
しかし、幻と思うにはあまりにもインパクトがある「ミワさんは、かけがえのないひとです。」という言葉にミワは5分おきくらいに思い出しては悶絶していた。
屋敷の玄関を掃除しながら昨日の出来事を思い出しているとちょうど八海と鉢合わせをしてしまう。
ミワはこちらに歩いてくる八海にどきどきしたが彼は何も言わず顔も合わせずに素通り。
その様子を目の当たりにしたミワが自分だけ盛り上がっていることに死ぬほど恥ずかしくなっていると、マネージャーが八海に昨日どこに行っていたのかと話題を振った。
ミワは八海がなんて答えるのだろうかと緊張していると、彼は「あ。」とこちらを見てマネージャーにバレないように人差し指を口の前に立てて”しー”とミワに合図をしてきた。
この合図に昨日は確かに起こった出来事なのだと実感したミワだった。
感想
まさか元カレ以外にも うざい人が登場するとは…。
こんな人たちに囲まれたバイト先は嫌ですね…。ミワはよく耐えた!
最後の八海の登場に「元カレざまあみろ」、と心の中で思ってしまいました。
元カレ、紀土はもうストーカーです。
きっとミワ以外で自分を優位に立たせることができないのでしょう。
ミワが駅に現れる時間を狙って元バイト仲間と集合していたとか…、やばい奴です。
待ち合わせして歩き出した時の話題が、『”無能”を一発で見抜く方法を知っているか』。
そんな話したくない!!
なんてつまらない話題。全く楽しくない。
そんな気持ち悪い紀土はミワを見て、「なんてかわいいんだ」とか言っています。
ミワのことを好きとか言っていますが、それは好きとは違う。
ばったり会った(紀土が狙った)元バイト仲間からの誘いすら断れない典型的な日本人であるミワも参加した飲み会ですがマウント合戦が凄い。
全員ミワと同年齢なのかは分かりませんが、30歳前後でマウンティングしてるのはなんだか恥ずかしいですね…。
バイト時代と同じようにミワをネタにしようとしていた3人ですが、ミワは八海のお陰で典型的な日本人から少し変わりました。
女性を黙らせるなんて昔のミワなら絶対にできないこと。
そして紀土への腕時計の反撃からの八海の登場。
世界的俳優でも公園を通り道にするんですね。
やっぱりオーラがある人の前だと平常心を保てないのでしょう。
3人が逃げるように去っていくのは爽快!
八海はもちろんマネージャーからも信頼されはじめたミワ。
どんどんなりすましに対する罪悪感が増していきます。
そして本当に突然になりすまし相手、美羽さくらが戻ってきました。
紀土達に八海と知り合いだとバレてしまったし、このタイミングで美羽が戻ってきた。
何か起こるとしか思えない。(毎話毎話起こっているのですが…)
次巻、どんなことが起きるのか今からハラハラしています。
2巻の紀土との飲み会がまだ10日前だとは。
めちゃくちゃ濃い毎日を送っているミワ。
ミワの体と心はいつまでもつのでしょうか…。