※ネタバレあります。ご注意ください。
あらすじ
ミワは八海のマネージャー、藤浦から家政婦紹介所から連絡があったと声をかけられる。
なりすまし家政婦がバレたと焦るミワ。
すぐに謝罪をしようとするも声が出ず、事実を書いた手紙も無くしたためどうしようかと慌てていると藤浦から「このままでいいと思う?」と再度尋ねられる。
ミワが話せないでいると勤務体制に問題はないのかと話を振られた。
嘘がバレていないと安心している自分と一刻も早く謝らなければと思う自分。
ミワは色欲に負け、美羽さくらとなりすましていることを言うことは出来なかった。
感想
なりすまし家政婦はバレませんでした。
ミワは自分の欲に負けて嘘をついていることを言えなかった。
「ああ、さもしい。」というミワのセリフが彼女の気持ちを全てを表しています。
憧れの人と繋がれるのなら欲に負けてしまうのは仕方がないかもしれません。
でもミワは自分の心を制御することができなさすぎだと思ってしまいました。
自分の好きなことにしか興味がない人はいくらでもいますが、それに対して自分は他と違うからとネガティブになる必要もないのに…。とミワを見ていると少しうっとうしく感じてしまいます。
映画中毒になっているミワは自分がうまくいっていないと自己嫌悪にすぐ陥ってしまいます。
ミワのように心の中でぐるぐると考えてしまう時もよくありますが、改めてそういう人を見るとこれほど鬱陶しいのかと再確認してしまいました。
ミワは映画を観る時間があれば資格の勉強をした方が良い、ニンジンの花を作る暇があるなら株価の値動きでも見ていた方がいいと思っている。
でもそんな人生を「何のための人生か」と嘆いています。
ミワが好きな映画を好きなだけ見て八海と同じ時間を過ごして、もう少し前向きになって欲しいですね。
ミワの元カレのウザさといったら…。見た目も話し方もウザくて仕方がない!!
よくこんな男と付き合っていたなとミワに感心してしまいます。
勝手な想像ですが、元彼はミワのように熱中するものもなく、周りばかり気にしている寂しい人で自分の方が上だと思いたくてミワと付き合っていたと思ってしまいました。
八海が役者を続けている理由は自分の演技を見ている人を狂わせたいからと言っていました。
ミワはまんまとハマってしまい、狂わされてしまっています。
そんなミワが八海に変化をもたらしました。二人がこれからどうやって変わっていくのか楽しみですね。
ミワの元彼のウザさが強烈過ぎた2巻でした。
そしてとうとう美羽さくらとミワがカフェで話をすることに。
3巻まで待ちましょう。