※ネタバレあります。ご注意ください。
あらすじ
まつりの自宅でのお家デート。
楽しい時間は大雨警報が発令され風も強くなってきたため樹が早めに帰る事で終わってしまった。
誠一郎がやって来なかったと嬉しがっていたまつりだったが、樹が帰ったタイミングでまつりの中に誠一郎が来たのでテンションがだだ下がり。
しかし誠一郎が来た時にはデートは終了していたためアウトだけどセーフだとまつりは誠一郎が目覚めるのを待つことに。
すると突然部屋の中が暗くなり、ガラスが割れる音が聞こえた。
まつりが慌てて段ボールで塞ごうとすると誠一郎がアドバイスをしてくれるのでこの時ばかりはまつりは誠一郎に感謝しきれない。
まつりがなかなか窓を塞ぐことができずにいると樹が慌てて戻って来てくれた。
なんとか塞ぐことができた安心感からまつりが泣き出してしまい樹は朝まで側にいるからと抱きしめる。
しかし、まつりの中には誠一郎がまだいるままだった。
感想
綺麗に完結しました。
ふふ、と笑えるところも多く、みんな幸せになれました。
最後までまつりの中に誠一郎が入っていたとは樹には話しませんでしたね。
まつりの身体を使って何度か誠一郎が樹と話そうとしていたので、話せば樹も信じそうですが。
少しずつ誠一郎がまつりの中にいる時間が短くなっていることは二人とも気が付いていましたがどうして短くなったのかは謎のまま。時間の問題だったのかな?
それにしても誠一郎は本当にすぐにコケるので笑ってしまいます。
樹に嫌われていなかった嬉しさのあまりスキップしながら出社して階段から落ちたというのは、天然としか言いようがない。
憎めないおじさんです。
そして突然の樹のカミングアウト。
樹的には意を決して告白したと思うのですがさらっと終わってしまいました。
その設定必要だったのかな?と思うほど。違うことでも良かったような気がしました。
でも時代を考えれば分かりやすい設定だったのかも。
誠一郎のおじさん世代には理解しにくいことだとは思うので。
まつりも誠一郎も樹も秘密を隠しながら過ごしてきましたがまるく収まってよかった。
2巻でぎゅっと綺麗にまとまって、実写ドラマも完結まで作りやすそう。
本音を言えばもう少しまつりと誠一郎の慌てている姿が見たかったですが、これぐらいがちょうどいいのかもしれないですね。