※ネタバレあります。ご注意ください。
あらすじ
ミキが組長に土産を持ってくるという会話を聞いた若頭の五島は、最近イチゴと組長が二人でこそこそやっているのが気になっていた。
五島は抜け駆けで俺を潰そうとしているに違いないと訪ねてきたミキを喫茶店に連れていき話を聞くことに。
そこへ慌てた様子でイチゴが来て五島に何をしているんだと詰め寄ると五島もそれはこっちのセリフだと組長と何か企んでいるのかと問いただす。
しかしイチゴはミキと推し活をしているだけだと言うが五島には信じがたい。
ミキは埒が明かないとイチゴの作った魂の本を出して五島に見せると、五島は絵も描けるのかと衝撃を受けた。
五島はイチゴが何でもできるのが悔しくて仕方がなく、自分を馬鹿にしているんだろうと勘違いしていたのだ。
五島とイチゴが言い合っていると店主が営業妨害だとやって来て、男なら拳で決めろと二人を外に出す。
雨の中、どちらも引き下がれない戦いが始まった。
感想
3巻も素晴らしい推し活でした!
語りたい事沢山ありますが、ネタバレしすぎないように控えめに…。
五島がワーラブに染まらず、推し活をしているミキ達の狂気な行い(褒め言葉です)に恐れおののく姿には共感。
私も丸い物だけでキャラを連想するまでの域に達したことはなかったです…。
あの領域まで行けたら毎日楽しいそう!羨ましい!
黄色いグレープフルーツと青い肉まんの撮影会が始まったら五島と同じ反応してしまいます。
ミキ達に牛丼屋に誘われた時の嬉しそうな五島にくすっと笑ってしまいました。
寂しかっただけなんだね、良かったね。
ミキ達が毎回本当に楽しそうでこちらまで楽しくなってきます。
牛丼食べ過ぎてふくよかになってしまったミキがうにから借りたフィットネスゲームにドハマりしてしまう気持ちはよく分かる!
声が聴きたくて夢中で一気にやってしまうんですね…。
私はフィットネスゲームではないですが、あるスマホゲームで色んなシチュエーションの声が聴きたくて夢中になったなぁ。
そういう時の金銭感覚はおかしくなってしまうものです。ミキは悪くない!
35話は24話に登場した女性が再び登場。おこめさんという素敵な女性です。
同じぬいぐるみならどれでも言い訳ではなく、色んな思い出を作ってきたのはあのぬいぐるみ。
イチゴにはその気持ちがよく分かります。
イチゴの熱量がすごすぎて直ぐにボッタクリではなくただのワーラブ好きということに納得したおこめ。
ここまで語れる詐欺師はいないでしょうね。
本当にどうしてヤクザやっているんだ…?
イチゴと改心したリンゴが転売ヤーをやっつけるところは素晴らしい。
転売ヤーと勘違いされて店内に入れなかったイチゴをリンゴが助け仲直りするも秒で決裂したのには笑ってしまいました。
ここまで特定の作品に熱量を注ぐことが久しくないので読んでいて羨ましいと思ってしまう3巻でした。
次巻も素敵な推し活に期待!