※ネタバレあります。ご注意ください。
あらすじ
撫子は仕事を休めたことで念願の骨董市に行けることになった。
すっかり着慣れた撫子は着物を着始めて今日で半年。
着物を買うきっかけとなったチンアナゴの帯を久々に着ようと思ったが帯締めをしたらチンアナゴが縛られているように見えたので裏返して着ることに。
高そうな壺から家にありそうなものまで色んなものが売られている中、撫子と響は帯留めを見つける。
店主は着物にヒョウ柄のストールを組み合わせた強面の渋いおじさん。
おじさんから帯留めの種類を教えてもらっていると魚の帯留めも見つけるが魚をつけるなら夏だと言われ、チンアナゴの帯を着てこなくて良かったと安心した撫子だが”魚をつけるなら夏”ということばに引っ掛かる。
撫子にはチンアナゴの帯を着てやりたいことがあったのだった。
感想
2巻も素敵!
この漫画を読むと着物が着たくなりますが、私はまだ手を出していません。
巻末に2巻に載っていた撫子達の着物姿がカラーであるのですが、これを眺めているだけでもテンションが上がる!
骨董市で着物に関する知識を沢山知った撫子は知りすぎたことでやりたいことが狭くなっていくのを感じてしまいテンションが下がります。
そんな撫子を見た響の反応に笑ってしまいました。
全力で着たいように着ればいいと力説します。
私もチンアナゴの日があったことを初めて知りました。チンアナゴの日にチンアナゴの帯を着なくていつ着るんだ!!
そして既に着方でやらかしていた撫子。
ルールなんて誰が決めたんでしょうね。着たいものを着たいように着ればいいだけなのに…。
街を歩くだけなら作法なんて無視です。
そして9話。
推しコーデで着物を着るなんて最高に素敵でした…。
2.5次元を見に行くことになり、友達から着物を着たらを提案された時の撫子の心配事には共感です。
ガチ勢の方たちには不愉快になってほしくはありませんね…。
でも結局着物を着てきた撫子のコーデは2巻で一番好きな姿でした。
厳つい龍に青いスカート、可愛い…。着てみたい!
客席に着いてからの撫子の配慮には友だち同様感服しました。
犬養の死んだような表情は本当に酷かった。
初心者ではなかなか勇気のいる呉服店。
初心者だからと安物を売るというのも失礼だし、かといって高級な着物を押し付けのようにするのもおかしい。
着物が好きだからこそ悩み過ぎている犬養はいっそのこと店も自分も無くなったほうがいいのでは?と病み始めます。
死んだ表情の犬養がコーヒーを頼むときの撫子の驚きようといったら…。
オフの時の犬養の表情筋はほとんどないですがさらにひどい。
でも本当に着物が好きで、隣席の男二人が浴衣デートの話を聞いてテンションが上がりますが彼女だけが浴衣を着る浴衣デートだと知り残念がります。
男性の浴衣姿も素敵だから彼女と一緒に着ればいいのに!!
そして男二人は浴衣を着る時にパンツを穿かないのは本当かという話をし始めツッコミどころが満載。会話が気になりすぎて休憩しに来たはずが全く休憩にならなかった犬養。
そんなこんなで犬養は店に来た男性客と仕事終わりの撫子に少し救われたのですが、難しい立場の犬養がどんな風に呉服店を変えていくのか。とっつきやすい店にしてくれるといいのにな…。
着物愛に溢れた犬養がどんな風に変わっていくのかも楽しみです。
浴衣でビアガーデンはちょっとしんどいかな…と思った2巻でした。
次巻も色んな着方が見れるのを楽しみに待ちます。