あらすじ
ウエディングプランナーの柏井美月は1年後に式を挙げる予定をしていた。
しかし”式の準備は早め早めに”の筈が美月自身は自分の結婚式にまったくピンときていない。
自分の着たいドレスも全く思いつかず駅のホームで考えていると反対側のホームで本を読んでいる女性に目が留まる。
この女性にはどんなウエディングドレスが似合うだろうかと考えていると女性が視線を上げて美月を見つめてきたのだ。
その夜、どこか落ち着かない美月だったがただ目があっただけだと深く考えないようにしていた。
数日後、上司の大学時代の後輩が式場を見学したいということで美月が対応することに。
やって来たのはなんと駅のホームで目があった女性だったのだった。
感想
お互い彼氏がいて結婚式を目前に控えている女性同士の話。
イベリスの花言葉は「心をひきつける」「初恋の思い出」「甘い誘惑」だそう。
駅のホームで目が合った瞬間にお互いひきつけられてしまいました。
美月も七海も目を逸らすことができなかった。
しかし美月は七海が別の男性、しかも美月の上司とキスをしている現場を見てしまいます。
ケジメのないのが大嫌いな美月には七海の恋愛感覚が理解できません。
七海にとって愛とは不可抗力で足し算するもの。
2人の彼氏がいて片方と結婚はするものの片方の男性も愛している。
愛とは育むものだと考えている美月が理解できるはずがない。
まぁお互いが良いのであればそれも愛の形なのだろうと私は思ってしまいます。
でも気になっている相手がそういう恋愛感覚なのは辛い…。
そんなケジメのない七海の誘惑に負けてしまい好きだと言ってしまう美月も泥沼にはまってしまった様子です。
真面目な人だから陥ってしまうのか、七海の誘惑が強すぎるのか。
真面目な美月がこの状況に耐えられるのか。
七海は足し算すればいいので問題ないのかな?
もしかしたら本当の愛というものに気付き美月だけを選ぶことになるのか?
1巻で好きです、と伝えるところまで行くとは思わず話の展開が早かった。
2巻は問題だらけになりそうな予感です。綺麗に事が進むとは考えられない。
1月まで気長に待ちましょう。