※ネタバレあります。ご注意ください。
あらすじ
突如現れた美羽に身体が硬直し反応できないミワ。
美羽になりすましているミワは彼女の一言で運命が決まるのだ。
自分に対する周りの反応は好意的だが、なりすましで築き上げた人間関係や信頼は美羽の出方ひとつで崩壊する。
ミワがいい人達を騙している事実に苦しんでいるタイミングで現れた美羽はあるものを渡すために会いに来た。
それは美羽の口座に振り込まれている給料。
渡そうとする美羽にミワは断り、美羽に対してとんでもないことをしていると心の内を明かす。
しかし美羽はそんな様子を気にもせず八海との出来事を興奮気味に尋ねてきた。
罪滅ぼしにもならないが、ミワは八海とプライベートでしかも二人きりで会ったことを伝えたのだった。
感想
ミワは八海からどんどん離れられない状態に…。
終わるまで美羽を演じ続けるでしょう。
美羽は本当に度胸があるなぁと感心します。
落ち着いて冷静な美羽からは想像もつかない興奮気味な姿と言葉遣い。
「カマトトぶってんじゃねーよ」なんて言葉出てこないです…。
美羽はこの状況を本当に楽しんでいるのでしょうね。
美羽に演じきれと言われたミワですが、ミワの性格からして”騙している”という罪悪感は消えない。
それでも八海の側にいたいという欲の方が強いから苦しいんですよね。
八海と二人きりで過ごして「かけがえのない人です」なんて言われたらバレるまで離れられない。
結局ミワはなんだかんだ自分の欲が一番な自分勝手な人だ。
私がミワの状況だったらと苦しすぎて耐えられない気がしますが、神と崇める人を前に自分がどう行動するか全く想像がつかない…。ミワと同じことをするかも…。
逆輸入女優 五十嵐 凛。
五十嵐は八海を狙っているのでしょうか?父親のような意味ではなく?
ウソをつかないから本当に狙っているのかも?
そんな五十嵐とも接点を持ってしまったミワ。
きっと五十嵐もミワのことを気に入るのでしょうね、ミワには不思議と役者たちを惹きつけてしまう。
“らすべがす”でどんな会話をするのか気になりすぎる!
五十嵐の言葉にミワがまたいい方向に変化してくれるといいな。
ミワが泣いていることにきっと気が付いた八海がまたミワに勘違いしてしまう素敵な言葉をかけてくれるはず!かけてくれ!!
6巻はミスター正論のような嫌な奴が出てこなかったし、ハラハラする場面が少なく今までの中で一番穏やかだったかもしれない。
7月まであっと言う間。早く夏が来い!