※ネタバレあります。ご注意ください。
あらすじ
コッペのことを”チョコ”と呼びながら走り寄ってくる少女。
彼女はイチが拾う前の飼い主だった。
少女 伊与とその父親から話を聞くと、伊与がコッペを拾ってきたのだが伊与が学校に行っている間に母親がコッペを捨ててしまったそうだ。
イチが父親からそんな話を聞いている時、伊与がコッペにパンを与えようとしたがコッペはそっぽを向いて食べようとしないのでイチが伊与にコッペは朝から機嫌が悪いこと伝える。
焼いた食パンなら食べるよと自分のパンを伊与に渡し、伊与がコッペに与えると嬉しそうに食べてくれるので伊与はテンションが上がった。
イチが”コッペはグルメだが結局焼いたら食べる”と悪口を言うとコッペは反抗するように伊与に甘え始め、伊与が毎日焼いたパンをあげると言ってくれるものだからコッペはさらに伊与に甘えてイチをイラつかせた。
そんなやりとりを見ていた父親がフォローするように連れ戻す気はないと言うが伊与が嫌だと抵抗する。
伊与と父親が言い争っている中、イチがコッペを見ると頑なにイチから顔を背けるのでイチもさらに腹が立ち、なら好きなだけ伊与にパンを貰えと言い放つ。
これぐらいなら言ってもいいだろうと思ったが伊与もコッペも嬉しそうな反応をして話がトントン拍子に進みコッペは1日伊与の家にお泊りをすることとなったのだった。
感想
ともやすはイチとコッペを兄弟みたいだと言いましたが本当にそうにしか見えない。
お互い意地を張りすぎて引き下がれなくなりどうしたらいいのか分からない状態。
イチもコッペも素直じゃないですね…。それが可愛い。
コッペを引き取ると決めたイチは、手のかかる子を持つ苦労を知り叔母の気持ちが少し分かりました。
2か月一緒にいるのにコッペのことを知らなすぎると悩んでいるイチですが、2か月ですべてが分かったら苦労しません。
人間ですら何年一緒にいても分からない事だらけなのに、言葉の通じない犬ならなおさら。
それにイチとコッペは通じ合ってる方です。
イチが親バカになり始めコッペを知りたいと思うようになったからこその悩みなので良い悩みですね。
コッペがパンを見た時にテンション上がり過ぎて”びやびや”と言うのが本当に可愛すぎる!
嬉しい時は本当に嬉しそうで、パンを食べる時の豹変食いも可愛くて、イチが親バカになるのも仕方がない。
親バカなのはイチだけでなくダイもコッペに甘く、色々と与えてしまいます。
そしてダイはともやすが見せてくれたイチとコッペのツーショットを見て目頭を押さえます。
あの写真はイチもコッペも可愛すぎて、ダイの気持ちがよくわかる。
ともやすの妹はしょーこではなかった!!
しょーこも本当に頼りがいのあるお姉さんです。
部外者だろうが気に食わないことには突っかかる。
ともやすのリニューアルして心機一転という前向きの行動があったからこその行動ですが、しょーこは人脈も広いので敵には回せませんね。
2巻も美味しそうなパンが出てきて京都に行きたくなります。
秋ぐらいに京都へパン巡りしに行こうかな…。
3巻でとうとうコッペの最初の飼い主の真相が明らかに。
この真相が分かって、イチとコッペの仲もさらに良くなるかな?