※ネタバレあります。ご注意ください。
あらすじ
名門イーデン校入学試験の合格発表当日。アーニャの受験番号をどれだけ探しても見当たらない。
落ちた…と3人が絶望に打ちひしがれていると面接試験官だったヘンダーソン先生に呼び止められる。
アーニャは補欠順位1位となっていたのだ。
毎年必ず数名は辞退する者がいると言うヘンダーソンの言葉通り、アーニャは無事にイーデン校に合格することに成功。
しかしすぐに次のミッションが課せられ、そのミッションとはデズモンドの所属する懇親会に列席する為イーデン校の中でもさらに選ばれた生徒”皇帝の生徒”となるために星を8つ獲得するという高難度なものだった。
ロイドはすでにアーニャを皇帝の生徒にすることはほぼ諦めていた。
そこでロイドは新たな作戦としてアーニャに標的のドノバン・デズモンドの次男ダミアン・デズモンドと仲良くなってもらいダイレクトに標的に接触しようと考えていた。その名も”ナカヨシ作戦”。
そしてロイドが裏でクラス編成を改ざんし、アーニャはダミアンと同じクラスとなっていた。
ロイドの作戦を知ったアーニャはダミアンと仲良くしようとするが、ダミアンに馬鹿にされイライラが収まらず先生の目を盗んでヨルから教わったパンチをダミアンに喰らわせてしまう。
ロイドの”ナカヨシ作戦”は最悪のスタートとなったのだった。
感想
無事にアーニャがイーデン校に入学し、学校生活が始まります。
2巻も3人の色んな表情が沢山描かれていて笑ってしまいました。
不合格が決定したときのロイドとヨルの表情
アーニャがチンピラに絡まれたときのヨルの激怒した表情
アーニャがダミアンを見る時の表情
アーニャがダミアンを殴ったと知った時のロイドの表情
みんな表情豊かで面白すぎます。
合格祝いとしてアーニャは大好きなスパイアニメのワンシーンを再現したいとロイドにお願いします。
城を借り、東国にいる諜報員を全員緊急招集してアーニャの願いを叶えます。
諜報員の数も多く、通達すればこれほど速く集まるのかと招集シーンに笑ってしまいました。
憧れであるロイドが見れたことにどの諜報員も緊張している様子。普通ならロイドほどのスパイはなかなか会える人ではないのでしょうね。
そして酔ったヨルがロイドをアーニャを攫いに来た敵と思い込み本気で殺しにかかります。
ヨルのヒールが折れてあっけなく終わってしまいましたが、いつかは二人が本気で戦うシーンが見たいですね。(きっとその時はお互いの正体を知った時でしょう…。)
入学当日にアーニャが殴った相手であり仲良くしなければならないダミアンですが、彼のツンデレ具合は困りものですね。
アーニャからの全力の謝罪も恥ずかしさから受け入れて貰えず…。
ダミアンの手下も言ってましたが、国家統一党総裁の息子とは思えない語彙力。
そんな彼でも超大物の息子なのでどの生徒も頭が上がらないようですが、アーニャの友達ベッキーはそうではない様子。
心が読めるアーニャには生徒からの悪口もすべて読めてしまうのでベッキーの存在はとても大事ですね。
ダミアンとのナカヨシ作戦がダメなら勉強を頑張らないといけないですがアーニャは勉強が苦手です。
ヨルがアーニャが特待生を望んでいるのかとロイドに尋ねました。ロイドも自分の都合だと理解しているんです。
でもアーニャはロイドの心の中を読んでいるので勉強を頑張らないといけないことも分かっています。
アーニャは健気で常に全力で可愛いです。癒しですねぇ。
ヨルの弟ユーリはロイドの敵”秘密警察”でした。
ユーリはヨルの家へランランとスキップしながら向かっているところが可愛いけれど目が怖いです。
11話の最後のシーン、かっこいいですね。
ロイドとユーリがお互い満面の笑みで挨拶をしながら腹の探り合いが始まります。